環境は先手環境ではないだろうか?
というのも狼男の存在である。
奴らはうっかり変身させようものなら実に除去しにくいサイズで殴ってくるのだ。
つまり低マナにあってもしっかり呪文をキャストする必要がある。
また、相手が自分のターンに呪文を唱えなければ次のアップキープに変身してしまう。
相手がそういう受けがしにくいようにこっちの展開は常に押している状態をキープしたい。
また、インスタント呪文の存在も重要になる。
前述した変身手段を使われた場合、相手のターンに呪文をキャストしないと変身を妨害できないからだ。

また、吸血鬼連中のサイズアップも案外危険である。
先手2ターン目に《血に飢えた新生子》を出され、3ターン目に攻撃を通してしまうと3/2になる。
その後装備品などでサポートされてしまえばブロックは簡単ではなくなるだろう。
吸血鬼カラーは除去も豊富であるのでこちらのブロッカーが除外されてしまうと厳しい。
そのために相手より先んじて展開していきたい。

要するにこの環境は出し負けないことが重要と思う。


あとは飛行が止まらない。これは色によるのだけれど、白と青のフライヤーがとても強い。
そして緑は蜘蛛くらいしか止める手段がない。
変身しなければ容易には緑は打点で上回らないため、押し切られる。
赤はフライヤーがいない。
黒はいるけどブロックできなかったり。

今回のプレリではよく青白が勝ち組という話を耳にしたが、回避能力が強いのだから当然である。

青のもう一つのアドバンテージはフラッシュバックの存在である。
青のフラッシュバックはその数もさることながら、使いやすさも他の色より秀でている。


今回の白は飛行と除去が豊富なためやろうとする人は多い。シンプルゆえに強い。だが逆に卓の白が多すぎて食い合う形にもなりやすいだろう。それでもそれなりのデッキが組めるだけのパーツが流れるのが今回の白のタチの悪さである。
逆に、せっかくの新しいシステムだが赤や緑の変身は案外躊躇う人が多いのではないだろうか。どうしても癖があるため使いやすいデッキにはきっとならない。
黒は低マナの生物が貧弱なのでメインカラーにするには心もとない。初手のゴッドレアからの決めうちはあると思う。

除去に明確に表れているが、イニストラードは相性の影響が大きい。
同系を相手にしたときに死にカードになるカードがけっこうある。
白のタッパーは人間相手ではただの1/2だし、相手が対象生物をデッキに入れていないときの《忌まわしきものの処罰者》は割と残念だ。
緑の《月霧》も相手の方が多く変身出来たりする場面では使えない。
特定の種族やシナジーを強くしたデッキを組むことは逆に無駄カードが増えるリスクもある。メインボードはそれでいいけれど、サイドボードも意識したピックをしたい。

コメント

listener
2011年9月26日22:02

・こっちの展開は常に押している状態をキープしたい。
・この環境は出し負けないことが重要と思う。
・青のもう一つのアドバンテージはフラッシュバックの存在である。

大いに同意です。
さすがにこの環境では後手とれないですね。
シールドでも全て先手でした。

通りすがりのゴブナイト
2011年9月27日15:11

>>listenerさん
ですね。最初は後手を試してみましたが、やってるうちに先手の土地を一枚先に置けることの優位をすごく感じました。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索